コペン、ホンダビート流用シートベルトガイド取り付け
シートベルトが首の根元にあたって鎖骨と首が痛くなる。
もうがまんできないのでなんとかする!
初期型L880Kコペンのシートベルトガイドなのですが、これを使うとシートベルトを引き出すのに「おりゃっ」って力を込めて引き出さないとシートベルトが出てこない。
そしてシートベルトを装着するのですが、今度はシートベルトが全く戻らないので体をひねってシートベルトをちまちまと送り戻してあげなきゃいけない。
そして運転中は、ちょっと体を前に出したい時にシートベルトが出てくれないので、体がガッチリとシートに固定されてしまい身動きがとれません。
左右確認やバックの時に無理に体を動かそうとすると鎖骨にシートベルトが食い込み痛くてしょうがありません。
よくこんな状態のものでリコールにならなかったのか不思議なくらい。
で、こんな欠陥シートベルトガイドは使わずにシートベルトをしてる方も多いと思いますが、体格にもよりますが、私の場合、自然な形でシートベルトをすると首の根元あたりにあたって鎖骨も痛くなります。
後期型L880Kコペンではシートベルトガイドが形状変更され対策されたようですが、それでも焼け石に水らしく、後期型シートベルトガイドでも各オーナーさんが工夫をこらして対策を施してるような状態です。
ステーで上方へ移設し角度調整したり、もう純正シートベルトガイドを諦めステーとドアの取っ手で自作したり、皮ベルトで自作したり、ロードスター用を流用してみたり、はたまた13,000円以上もする社外品のシートベルトガイドを導入したり。
私もお安く対策してみようと思い、だめもとでホンダビート用シートベルトガイドを流用してみようかと。
ホンダビート用シートベルトガイド。
ガイド,R 81127SS1000ZA
ガイド,L 81527SS1000ZA
各1,339円で合計2,678円なり(´・ω・`)
以前ホンダビートに乗ってましたから、シートベルトガイドの形とか分かってるのでなんとかなるのではないかと。
それよりも未だに28年前のビートの部品がでる事が驚きですけども。
初期型シートベルトガイドを外してみました。
下がM6ボルト穴、上がフック用の穴。
後期型L880Kコペンのシートベルトガイドは2カ所ともボルト留めになります。
後期型シートはボルト穴が二つになってますので、初期型と後期型ではシートも違うのですね。
初期型はフック穴なので後期型のようにシートベルトガイドを上方に移動して上部ボルト穴で固定するという対策法がとれません。
上がフック形状なんですよ。
シート形状に合わせてわずかに曲線なんですね。
で、ホンダビートのシートベルトガイドなのですが裏面に突起があるのでニッパで切ってカッターで平らに整形しておきます。
運転席用、助手席用、ともに突起を切除しました。
コペンのM6ボルトで仮付けしてみました。
穴サイズピッタリ、しかも2つの穴位置ぴったり。
しかし、ホンダビートと同じように付けるとシートを後ろにスライドすると内張りに当たってしまいます。
そこで上下逆に取り付けます。
ビート助手席用を逆さにしてコペン運転席に、ビート運転席用を逆さにしてコペン助手席にとりつけます。
逆さまに取り付けようと思ったら、ホンダビートのシートベルトガイドって上下で穴の大きさが異なり、穴が小さくてM6ボルトが入りません。
ドリルで穴の大きさを6.5mmに拡大してやりました。
これでM6ボルトが通るかと。
フック穴用にM6✕20mm小ナベネジをナットで固定してズレ防止のストッパーに。
ビート助手席用を上下逆さまにしてコペン運転席にボルトオン。
ビート運転席用を上下逆さまにしてコペン助手席にボルトオン。
シートを一番後ろまでスライドしてもシートをリクライニングで倒さなければ大丈夫。
シートをねかせると、どうしても当たりますけど。
ビートのシートベルトガイドの取り付け面は直線なのでコペンシートとぴったりとはいきません。
あとはベルトをガイドに通して、ホンダビートでは定番な内径9mmのチューブでベルトがガイドから外れないようにストッパーをかまします。
座ってシートベルトをしてみましたが、ベルトの引き出しがスムースで楽ちん、ベルトの戻りも適度に戻るのでベルト装着フィットが楽ちん、運転中も体の動きに合わせて適度に引き出されたり戻るので楽ちん。
ちゃんとベルトが肩に掛かります。
やっぱシートベルトってこうじゃないとね。
これで苦痛ストレスから解放されます。